子供特有の痛み・成長痛
成長期の子供たちに起こる、小児特有の痛み・傷病を集めたページを作りました。
の細胞を作らなくなります。こういった場合、将来的に患側と健側の腕や脚の長さが違ってしまうという結果が生じることにもつながります。
小学生の時期などは、運動での強い刺激によって靭帯や筋肉よりも先に弱い「骨端」が傷つく為、肉ばなれや腱断裂よりも骨端部分の損傷が多くなります。
子供たちの身体の異常、痛みのサインに早く気付いて早期に正確な診断、適切な処置と治療を受けるようにしてください。
当院では損傷箇所の治癒能力を上げ早期回復を図る特殊な機器を用いた治療をおこなってます。
ご家族・スポーツ指導者の皆様へ
子供に起こるスポーツ障害などでは、体の成長をそこねてしまう怖さがあります。早期に発見して正しく対処すれば良いのですが、子供の場合、何かに夢中になっていて自分では違和感などに気付かないことも多く早い段階での発見が難しいというのも特徴です。
普段の何気ない動作、例えば〝立ち上る〟〝座る〟〝階段の昇り降り〟〝食事中の動作〟など、ちょっとした動きに子供たちの異変は隠されています。
お父さん、お母さん、ご家族の皆さん、スポーツ指導の現場の方々、普段子供たちに接している皆様が彼らが発する身体からのサインに気付いて声をかけてあげてください。そして早目に治療を受けることと、くれぐれも無理をさせないことを徹底されるようお願いします。
子供からの痛みのサイン チェック表
子供たちからのサイン | 障害が予想される部位 |
---|---|
■朝起きた後の歩行時に痛がる | 足・脚 |
■何だか歩き方、走り方、動きがいつもと違う | 腰・ひざ・足・脚 |
■あぐらをかくのがやりにくそう | 腰・ひざ |
■体育すわりがやりづらそう | 腰 |
■じっとすわっているのがつらそう | 腰 |
■階段を降りにくそうにしている | ひざ |
■スパイクをはくと痛がる | 足 |
■運動の後に痛がる | 種々スポーツ障害の初期段階 |
■トイレなどしゃがむ時につらそう | ひざ |
■洗顔や食事中の動作がぎこちない> | 肩・ひじ・腰 |
子供に起こる痛み・成長痛
成長期の子供特有の傷病の一部について解説します。
参考にご覧ください。(傷病名をクリック)
傷病名 | 概要 |
---|---|
・環軸関節回施位固定 | 子供の首が急に回らなくなった |
・パンナー病(肘骨端症) | 子供のひじの痛み、屈伸しにくい |
・肘内症 | 子供のひじが抜けた、ひじ痛 |
・腰椎分離症・すべり症 | 腰を反る、ひねる時に痛む |
・ペルテス病 | 子供(特に男児)の股関節痛 |
・骨盤・股関節周辺の痛み | 骨盤・股関節の痛み全般 |
・オスグッド・シュラッター病 | 子供のひざ、お皿の下部の痛み・腫れ |
・分離膝蓋骨 | ひざのお皿、外側上部の痛み |
・シンディング・ラーセン・ヨハンソン病 | 子供のひざ、お皿の下端部の痛み |
・有痛性外脛骨障害 | 内くるぶしの前下部、骨の出張り |
・偏平足 | 転びやすい、土ふまずが無い |
・シ-バー病(踵骨骨端症) | 子供の踵(かかと)の痛み |
・Iselin病(第5中足骨骨端症) | 子供の足の甲、外側の痛み |
・フライバーグ病 | 子供の足裏、趾のつけ根の痛み |
・第1ケーラー病 | 子供の足の甲、内側の痛み |
・野球肩・リトルリーグ肩・骨端線障害 | 投球時の肩の痛み |
・野球ひじ・リトルリーグ肘 | 投球時の肘痛(下の4つに分類) |
内側型野球ひじ | ひじの内側(小指側)の痛み |
離断性骨軟骨炎(外側型野球ひじ) | ひじの外側・後方の痛み |
関節遊離体・関節ネズミ | ひじ関節のひっかかり、ロッキング、痛み |
肘頭骨端症(後方型野球ひじ) | ひじ後方の痛み、伸ばすと痛む |