奈良市のわかくさ整骨院|スポーツ障害・整体・矯正・筋・関節の治療

(インソール工房併設)

〒630-8262
奈良市北袋町32-5-103(奈良女子大学北側)
TEL:0742-25-0099

野球肩・リトルリーグ肩 

投球 野球肩(投球肩)とは、投球動作によって肩に起こる障害の総称です。
 インピンジメント症候群、腱板損傷、ベネット病変、スラップ病変、肩甲上神経障害及び成長期の子供に起こる上腕骨骨端線障害等が含まれます。
肩関節の障害の一番の原因は、インナーマッスル(肩関節の回旋動作と安定に関与する4つの筋肉の総称。"腱板"ともいう。)の使いすぎと筋力低下により、アウターマッスル(腕を動かす筋肉)とのバランスが崩れることです。
つまり、インナーマッスルの動きが低下し引きつけ作用が弱くなる為に、アウターマッスルが作用し、腕を動かす際に骨同士がぶつかったり組織がはさまったりをくり返し、筋肉や関節組織に痛みを発生させることとなります。

野球肩.治療について





代表的な障害の概要


インピンジメント症候群

 
インピンジメント症候群 インピンジメント症候群2
インピンジメント(impingement)とは、"衝突"という意味。投球でのテイクバックからトップにかけて腕を上げる時肩の真上付近に痛みが出る場合は、この障害が考えられます。投球過多により滑液包や腱板が炎症を起こし肥厚したものが、 腕を振り上げた際に上腕骨と肩甲骨の一部に挟み込み(衝突し)肩の痛みや運動障害を起こす疾患です。


腱板損傷

腱板損傷 腱板損傷2
 上記のインピジメント症候群による主に棘上筋の損傷の他に、投球でのリリースからフォロースルーにかけて肩の後方に痛みが出る場合は、棘下筋、小円筋という肩の後方にある腱板の損傷が考えられます。 フォロースルー時には、振った腕に対して急ブレーキが必要です。肩後方の筋肉が働き、腕が抜けないようにブレーキの役目をします。その負荷は、体重の1.5倍とも言われています。
 下手な腕の使い方やインナーマッスルの筋力不足による投げすぎは、腱板損傷を起こします。

骨端線障害・リトルリーグ肩

 成長期の骨には成長軟骨があります。投げすぎ(オーバーユース)により軟骨に傷が入って痛んだり、ひどい場合は成長軟骨部分で、疲労骨折のように損傷を起こします。 投球時の肩の痛みや脱力感を訴えます。身体の成長著しい小中学生では、骨の方が筋肉より早く成長する為、一時的に柔軟性が極度に低下します。 この時期の酷使は靭帯や腱を痛める原因になりますので、痛みが出たら無理をせずにノースローにして肩・ひじを休めましょう。
 その間はランニングや腹・背筋などの体幹トレーニングをたくさんしてください。



 野球ひじ・リトルリーグひじ 

投球2 投球動作によって起こる肘(ひじ)の障害の総称です。
 一連の投球動作の中で、肘関節の内側(小指側)には引っ張られる力が働きます。外側(親指側)には圧迫しあう力が働きます。そして、関節後方では引っ張られたり衝突する力が働きます。
その影響から、肘の内側・外側・後方に障害が発生します。また、成長期の子供の肘関節に発生する『リトルリーグひじ』という障害があります。
これは、骨が成長する場所である "骨端線"が投球動作のくり返しで傷つき悪化すると軟骨がはがれてしまい、『骨端線離開』の状態となるものです。
  放置すると骨の成長障害を起こし、成長するにつれて肘が曲がってくるなどのケースがある為、細心の注意と早期の治療を要します。


野球ひじ 治療について




代表的な障害の概要


上腕骨内側上顆炎・剥離骨折・内側側副靭帯損傷

上腕骨内側上顆炎 肘(ひじ)関節の内側(小指側)には"内側上顆"という触るとゴリゴリと感じる突起部分があります。投球動作では筋肉が収縮する際に肘の内側が強く引っ張られ、筋肉や腱が付着する内側上顆から 引きはがされるように作用します。ひじが下がったフォームや投球過多により肘の内側上顆に炎症が生じ、違和感や痛みを発する障害が『内側上顆炎』で初期症状です。
 この状態を放置して投球を続けると『内側上顆剥離骨折』に至るケースもあります。これは筋肉や腱がその付着部の骨の一部をひきはがしてしまう障害で、程度によっては手術が必要な場合もあります。
 肘の内側にあり、関節の内側が伸びるのを防ぐ役目をしているのが"内側側副靭帯"です。大人の骨格では、過度な投球によりこの靭帯にストレスがかかり徐々に伸ばされ、炎症や 断裂などの損傷に至るものが『内側側副靭帯損傷』です。

離断性骨軟骨炎

離断性骨軟骨炎 離断性骨軟骨炎2
 肘(ひじ)関節の外側(親指側)では、投球動作により上腕と前腕の骨が衝突や圧迫をくり返します。それによって骨表面の軟骨が傷つき、はがれてしまう障害を『離断性骨軟骨炎』と言います。
 成長期の子供の場合、骨の変形や関節の可動域制限に発展する可能性もある為、無理は禁物です。
 投球を中止して、すぐに治療を開始しましょう。

関節遊離体・関節ネズミ

 上記の離断性骨軟骨炎ではがれた軟骨が『関節遊離体(別名:関節ネズミ)』となって関節内部を動き回ります。時にはひっかかり、関節が動かなくなる"ロッキング"という状態になり、強い痛みを伴います。
 ネズミは、ひじ後部での骨の衝突によっても発生します。最初は症状のない小さなかけらでも、関節内部の液から栄養を吸収して成長し、ネズミが大きくなっていきます。
 子供の頃にオーバーユースでネズミができ、気づかずに大人になってから大きく硬くなったネズミによる痛みで初めて気づいて、手術するというケースもあります。
 とにかく、小児期の悪いフォーム・オーバーユースは禁物です。指導者が正しく指導してあげてほしいものです。

肘頭骨端症・肘頭骨端線離開(後方型野球肘)

上腕骨内側上顆炎 成長期の子供の肘の後方で起こる成長軟骨の障害です。
 肘の後方の骨の出っ張った部分が肘頭です。野球の投・送球動作の反復で起こることが多く、「後方型野球肘」とも言われますが、当然野球以外でも肘の過度な伸展動作の反復でも発生します。肘を伸ばす働きをする上腕三頭筋の牽引作用と、勢いのついた過剰な伸屈動作で肘頭が上腕骨と衝突を繰り返すことで発症する障害です。
 当初は炎症を伴った「骨端炎」ですが、悪化すると「骨端線離開」の状態になります。
 投球時や肘の伸屈時に肘後方に痛みが出る時はすぐに運動を中止して受診してください。投球の中止は必須になりますが、特殊物理療法を反復することで回復を早めることができますので、すぐに治療を始めましょう。

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