スポーツ障害 ー腰・脚の痛み
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腰椎分離症(すべり症)
腰を反らせたり、ひねったりした際の腰の痛みは、腰椎の一部の疲労骨折である『腰椎分離症』の可能性があります。第5腰椎(腰の下部で骨盤との境あたり)に 多く発生。野球・サッカー・体操・ウェイトリフティングなどの競技に多発します。
- 悪化すると分離部分がずれ(すべり)、『すべり症』に進展して坐骨神経痛を起こすこともあります。
腰部椎間板ヘルニア
腰椎と腰椎の間には椎間板という軟骨のクッション組織があります。何らかの原因で、椎間板の一部分が飛び出してしまうのが、椎間板ヘルニアです。これにより、神経が圧迫され脚のしびれ等の坐骨神経痛を起こすことがあります。主な症状は、腰の痛みと神経麻痺症状です。足や足首周辺の筋力低下を起こすこともあります。
- 脚部の安静固定や除痛後の体幹筋の強化等が重要です。
腰部脊柱管狭窄症
- 中高年齢層に多い、腰やお尻の痛みや脚の痛み、しびれを訴える疾患。
- 症状は、歩行において「数10m~数100m歩くと、脚に痛み、しびれが出て、しばらくしゃがみこむと回復して歩けるようになる」というものが代表的です。背骨の中にある、脊柱管という部分が加齢的な変化で狭くなり、神経の束を圧迫することによって起こります。
- まず、適確な患部の固定及び電気治療等の保存的治療(手術をしない方法)を行い、症状の改善を図ります。
梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)
- 梨状筋は殿部(おしり)の奥にある筋肉です。この筋肉のさらに奥を坐骨神経が大腿部へと下降していくため、梨状筋が坐骨神経を圧迫し、殿部から大腿後面にかけて痛み、しびれ、脱力感が生じます。長く椅子に座っている際に症状が出ます。
- 殿部の筋肉の柔軟性を回復させることで症状は改善します。