スポーツ障害 ーその他の部位の痛み
- 筋肉や腱・靭帯などが引張られることでその付着部の骨がはがれてしまう骨折です。
- 足首をひねった時に発生する外くるぶし先端の剥離骨折や、野球他投げる動作やラケットスポーツ等で発生する肘の内側の剥離、全力疾走やボールをキックすることで多発する骨盤部剥離(大腿部のつけ根前側や坐骨部など)、足の小指側に起こる第5中足骨の剥離骨折、膝のお皿やや下方の出っ張り部分である脛骨粗面の剥離などが代表的です。
- どれも受傷した本人は『骨折ではないだろう』と自己判断してしまうケースが多くありますが、小さな骨片でも立派な骨折です。
- 当院では特殊物理療法を用いて組織の回復を早める治療をおこなっていますので早期にご相談、受診してください。
- 文字通り繰り返しの外力によって骨折に至るものが疲労骨折です。
- 好発する部位は、脛骨・腓骨という下腿部の骨、足部では舟状骨(足の甲)・中足骨(足指の根元)、ゴルフスイング等による肋骨の疲労骨折などがあります。
- どの障害も適切な固定と安静期間を置くことが必要です。当院の特殊物理療法を利用して、少しでも早期の回復を目指してください。
- 筋肉におこる急性のケガで、ダッシュなどの自分の動作や筋力によって筋線維が切れてしまうもの。
- 太腿(ふともも)の後ろ側の筋(ハムストリング)に最も多く、その他太腿の前側(大腿四頭筋)やふくらはぎ(腓骨筋)、まれに腹直筋にも起こります。
- 注意点としては、肉ばなれは再発が多い「クセになる」ということ。
- 再発を予防する為にも、リハビリ期間は充分にとるようにしましょう。
【受傷の程度にもよりますが、2週間~6週間】 - 突き指とは、指先に強い力が加わって起こる障害の総称で、靭帯損傷や腱の断裂、骨折や脱臼を起こしているケースもあります。
- ですから、突き指を発症した場合は『絶対に指を引っ張ってはいけません』。靭帯や腱を損傷している指関節を無理矢理引っ張ると損傷部分は広がり、症状は悪化します。アイシング・固定等の応急手当をした後、『軽いケガ』と考えずにすぐに受診することをすすめます。
- 受傷後に指の第1関節だけが手のひら側に曲がり、自力で伸ばすことが出来なくなっている場合は、腱の断裂や、剥離骨折が考えられます。(槌指・マレットフィンガーといいます。)早急に適切な治療をしないと指の機能は回復しないので特に注意が必要です。
- ばね指(バネ指・弾発指)では、曲げた指を伸ばそうとする際引っかかりばねが弾けるように伸びる『弾発現象』が生じます。多くの場合指の根元に痛みを伴います。
- 指を曲げる時に働く屈筋腱が腱鞘炎になることにより起こります。家事等の日常生活や手先、指先をよく使う仕事、ラケットスポーツや自転車、野球でも発症します。
- 親指・中指・薬指に多発。オーバーワークが原因ですから安静が必要ですが、当院で物理療法をすることで早期に回復が期待できます。
- 手首の親指側、手のひら側、手首の甲側に多発する炎症性傷害です。
- 手首の周囲には手指を動かす為の腱が多く通っています。腱を保護する為の腱鞘という組織と腱とが、使いすぎによる摩擦や圧迫などで炎症を起こし痛みを発症します。
- 患部の負担を減らす為に、サポーターやテーピングを使用することで症状を軽減できますが、適切に物理療法を施し治療することで早期の回復が可能です。
- かかと周辺に痛みを感じるケースでは、『足底筋膜炎(足底腱膜炎)』『アキレス腱炎』などの障害が考えられます。両障害とも個別の説明部分を参考にしてください。
- また、この他に7~12歳頃の特に男の子に多く発生する『シーバー病(踵骨骨端症)』があります。(かかと後方部に痛みが起こります。)活発にスポーツ等をする成長期の子供に起こる成長痛の一つですが、痛みが強ければ、当院で物理療法やインソールによる治療を受けてください。
気になる疾患をクリック マークは特に当院のインソール(足底板療法)が効果的です |
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